埼玉ベルエポック製菓調理専門学校は、2023年4月より埼玉福祉保育医療専門学校と統合し、
【総合専門学校】として埼玉福祉保育医療製菓調理専門学校に生まれ変わります。
2017 年 7 月 20 日 | 学校長ブログ
7月20日(木)、パティシエ科1年生では「平成29年度 第1回 校内コンテスト」を実施しました。
このコンテストは、デコレーションの基礎技術である「ナッペ(ケーキスポンジにクリームを塗ること)」とその上に装飾する「クリーム絞り」の技術を競うものです。
会場は第1校舎2階の実習室。学生たちは、否が応でも真剣に、一つ一つの技術を発揮できるように取り組んでおります。10人程度の学生が、20分間の持ち時間で、美しく丁寧なナッペと、13~14個が円周上とその中に3個のローズ・シェルによる仕上げを行いました。
すでに試作を終えた学生や審査を担当する指導者が見守る中、いつもにも増して息詰まるような緊張感に溢れておりました。
「終わりました」の宣言で、審査会場となる3階に移動します。
3階では、指導者が出来上がった作品を一つ一つしっかりと見ながら、審査を行っております。
審査基準は、「道具の使い方」「姿勢・立ち方」「飾りの形・大きさ」「飾りのバランス」「ナッペの仕上がり」「クリームの状態」などの技術面と時間管理です。
そして、さらに「コックコート・コック帽」「爪・手洗い」「髪色・化粧・ひげ」など、パティシエとして基本となる、最低限必要な身だしなみや衛生管理等も審査の対象となります。
作品完成後は、個別にチェックしたり、全体の様子を見ながら、審査しておりました。
このコンテストの目的は、第1に「授業で培ってきた技術に間して、他者による評価に基づいて、より客観的に身につけること」そして、本校がプロの職業人として求めている「あいさつ」「返事」「言葉遣い」「身だしなみ」「清掃」「整理整頓」「時間」の「7つの基本行動」を実践する場としての位置づけに置いております。
学生の皆さん。今日のできはいかがだったでしょうか。
7つの基本行動にもありすように、終了後は主体的に実習室の片付けと清掃を行いました。
今回の学内コンテストでは、パティシエ科1年生48名から20名を選び、7月21日(金)に、外部のパティシエの方をお招きしての本選が行われます。
コンテストですから、審査基準に基づいて優劣が競われます。しかし、あくまでもコンテストは、個々の学生が持つ現在の技術の確認と、今後の学習への意欲を育む動機付けが大きな目的です。
結果には一喜一憂するでしょうが、その先のより大きく確実な技術の習得に向けて、さらに精進していきましょう。